那須温泉のはじまりは、西暦630年。
狩野三郎行広が狩りの際、子牛ほどの白い鹿を射損じて追っていたところ、鹿の湯あたりで見失ってしまった。
呆然としていると白髪の老翁が現れ、
「我は温泉の神なり汝のたづねる鹿は、向こうの谷間の温泉に居れり。
その温泉は萬病を治し、萬人の痛苦を救うべし。
ゆめゆめ疑うべからず、鹿の入りしも其の矢傷を癒さんが為なり」
と言い残し去っていったそうな。
言われた通りに訪ねてみると、本当に射損じた鹿が傷を癒していたという。
その御神託の如く温泉を開き、「鹿の湯」と称したのがはじまりと伝えられており、
以来1370年以上経った現在も、こんこんと湧き続けています。


横になって手足を伸ばして寝る、浅い湯船が特徴。
長湯したいときにおすすめです。高血圧、低血圧、不眠症、痔症、月経異常、冷え性、カリエスに効くとされています。

浴槽に入る前に前かがみになり、頭をタオルで覆い、汲んだ湯を後頭部から首筋に200回ほどかぶります。入浴による脳貧血や、入浴初期の血圧上昇を防ぐ効果が期待できます。

滝のように落ちてくる湯に肩や腰を打たせる湯。
頭痛、肩こり、神経痛、抹消神経症、リウマチに、指圧と同じ効果が期待できます。
※秋・冬季は、湯量調整のため、休止にさせて頂く場合がございます。ご了承下さい。

やわらかな湯気を吸いながら入浴すると、体の芯からゆっくりと温まります。
心臓及び気管支疾患、高血圧にやさしい入浴法で、便秘や冷え性に効果的です。
家族風呂
ご宿泊の方は無料でご利用いただけます。
1回40分を目安にご利用ください。
予約は受け付けておりませんのでご了承下さい。

温泉情報
- 源泉名
- 鹿の湯・行人の湯混合源泉
- 泉質
- 酸性 含硫黄‐カルシウム一硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)
- 泉温/水素イオン濃度
- 68.4℃/pH2.5
- 適応性
- 神経痛、くじき、切り傷、筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病、関節痛、痔疾、慢性婦人病五十肩、冷え性、動脈硬化症、運動麻痺、病後回復期、高血圧症、関節のこわばり、疲労回復、糖尿病、うちみ、健康増進
入浴のご案内
- 源泉68度の温泉を少しずつ浴槽に入れ、36~42度程の温度に自然に冷ましております。循環なしの100%かけ流しです。24時間入浴可能ですのでお好きなときにお入りください。
- 強酸性のため、金(純度の低いもの)・銀製品は化学反応を起こし変色いたします。ご入浴の際は、アクセサリーなどにご注意ください。
- 浴室は男女入替制にしております。
- 家族風呂は1回40分を目安にご利用ください。ご予約はお受けできません。ご了承ください。
- とちぎにごり湯の会に加盟しています。
※ご入浴のみのご利用も可能です。気軽にお問い合わせください。
とちぎにごり湯の会ホームページ